SCHEMA CDS(Content Delivery Server)
SCHEMA CDS(Content Delivery Server)
SCHEMA CDS(Content Delivery Server)の概要
SCHEMA CDS は、WEB配信・コンテンツ配信のための ITインフラストラクチャーです。
インテリジェントに制御された情報を、オンラインでもオフラインでも、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を通じて活用することができます。SCHEMA CDS は、膨大なデータの中からユーザーの求めるコンテンツを配信します。
どのような使用シナリオであっても、ユーザーは自動的にアップデートされた情報にアクセスでき、使いやすいナビゲーションによって、素早くスムーズに目的の情報を手に入れることができます。さらに、SCHEMA ST4 との連携で、検索や配信をより効率的に行うことが可能です。
特長
サブスクリプション管理による閲覧制限
SCHEMA CDS はユーザーのグループごとに、公開/非公開の閲覧管理ができます。個々のグループはそれぞれ必要とする領域のデータのみにアクセスすることができ、効率的にデータ検索を行うことができます。
例えば、次のようなケースに対応します。
「A部門のユーザーには、A部門の製品に関する情報だけを表示したい」
「社内ユーザーにはすべての情報を表示し、社外ユーザーには一部の抜粋のみを表示したい」
「認証されていないユーザーには、HTML のみを表示し、PDFのダウンロードは禁止する」
「ブラジルのユーザーには、ポルトガル語のコンテンツのみを表示したい」
情報のフィルタリングとファセット検索
さまざまなフィルターを連動させることにより、ユーザーは簡単に目的のデータにアクセスできます。絞り込み検索は、検索結果を特定の領域に制限できます。SCHEMA ST4 で作成したコンテンツや付与した分類は、そのまま SCHEMA CDS に登録できるため、配信準備がスムーズに整います。
多言語やバージョンの管理
言語を切り替えて検索や表示ができます。要件に応じて、必要なバージョンを指定して配信ができます。
ファイル形式
HTML(Microsoft Help Viewer Archive)・PDF・Microsoft Office などの一般的なファイルをパッケージとして登録し、配信することができます。
ユーザー管理
ユーザーの認証や管理は、外部の認証サービスと提携しています。
フィードバック機能
ユーザーから直接フィードバックや評価を受信できます。
分析
閲覧や検索の詳細な分析ができます。オンラインとオフラインの双方の利用状況を追跡できます。
通知機能
新たなコンテンツがアップロードされると、Webhook によって通知されます。
さまざまな形での活用
アプリケーションやソフトウェアの更新、または修正プログラムの配信元として活用できます。データハブとしても活用できます。
REST API
Webサービスの API を介して、他のシステムや他のページでも情報を活用することができます。
機能概要と主要コンポーネント
機能概要
- コンテンツの配信
- コンテンツのインポート
- ポータル機能(SCHEMA Portal)
- 各種デバイス対応のコネクターおよびビュアー(for Windows、iOS、Android)
- 全文検索
- パッケージレベルでのファセット・ナビゲーション
- 内部ユーザー管理と認証
- サブスクリプション管理とアクセス制御
- フィードバックと分析
主要コンポーネント
- SCHEMA Content Delivery Server
- SCHEMA Reader
- オンラインポータルのためのブラウザ
- オンラインアクセスのための Windows アプリケーション
- タブレット、スマートフォンからのアクセスのためのアプリ(オフラインアクセス含む)
- Content Connector SCHEMA ST4、およびサードパーティシステム対応の各種Content Connector
※様々な提供モジュールの組み合わせによって、お客様にとって最適な構成を実現します。
コンテンツ配信・コネクター
コンテンツ配信
- 登録して配信できるコンテンツのパッケージ
- HTML (Microsoft Help Viewer Archive)
- Microsoft Office
- 上記ファイルフォーマットのコンテンツであれば、索引に掲載され、かつ全文検索が可能です。
- SCHEMA CDS では、あらゆるファイルフォーマットが配信可能です。
※上記フォーマット以外の場合、zip 等で圧縮して配信できます。
インポート
- Content Connector SCHEMA ST4
SCHEMA ST4で作成したPDFやHTMLをワンクリックでダイレクトにアップロードできます。
- Content Connector
サードパーティーシステムからのアップロードに対応します。
配信コネクターおよび各種ビュアー
- SCHEMA Portal
ブラウザで接続し閲覧 - Connector Windows Offline
SCHEMA Readerでの閲覧 - Connector IOS
SCHEMA Reader App for iOS での閲覧 - Connector Android
SCHEMA Reader App for Android での閲覧 - Connector REST API
外部 web ポータルでの統合に利用
SCHEMA Portal
SCHEMA Portal は、SCHEMA CDS に登録された情報を閲覧するためのポータルサイトです。SCHEMA Portal は、HTML5 形式のページを提供するため、ブラウザで手軽に閲覧できます。動的なWebアプリケーションにもかかわらず、個々のページには固定の URL があるため、ブラウザのブックマークまたはお気に入りに保存できます。
SCHEMA Portal では以下のことが可能です。
- ファセット・ナビゲーションによるしぼり込み検索
- 全文検索
- アクセス権による利用制限
- 管理者向けのインターフェース (パッケージ登録・管理、配信方法、スコープ、ファセット、ユーザー管理、サブスクリプション、フィードバック、利用状況解析、システム基本設定)
- タクソノミー(分類体系)を活用した情報検索
- ファセット検索:分類に基づく検索条件の作成
- フィルタリング:指定した条件に従ったトピックの選別
(例:初心者向けトピック、熟練者向けトピック、など)
- SCHEMA ST4とのタクソノミーの連携
- SCHEMA ST4でタクソノミーを GUI によって設計することで、SCHEMA CDS にエクスポートして、ファセット・ナビゲ-ションに利用できます。
- SCHEMA ST4 でタクソノミーを付与したコンテンツは、SCHEMA CDS に登録した時点で、フィルタや検索対象となります。コンテンツ登録時に、あらためてメタ情報を設定する必要はありません。CMS とコンテンツ配信サーバーがスムーズに連携します。
認証とユーザー管理
- ユーザーとグループの管理
- 認証サービスとの連携
- Azure User Management
- ADFS User Management
サブスクリプションとアクセス制御
- Role-based Access
役割ベースのアクセス制御
- Time-based Access
時間ベースのアクセス制御
- Location-based Access
ロケーションベースのアクセス制御
- Sync-based Access
同期ができない条件下でのアクセス制御
セキュリティ
- セキュリティ
コンテンツの暗号化のための Security
フィードバックと分析
- アナリティクス
読み出しと検索の活動の評価
- Feedback Connector SCHEMA ST4
編集システムにフィードバック
SCHEMA Reader
SCHEMA Reader は SCHEMA CDS に登録された情報を閲覧するためのアプリケーションです。Windows PC やモバイル端末で、オフラインでの閲覧も可能です。
- Microsoft Windows 、SCHEMA CDS Desktop Viewer に対応
- SCHEMA ST4 のオンラインヘルプシステムに対応
- インタラクティブな評価やフィードバックが可能なプラットフォームを提供
ユーザーインターフェース
以下のユーザーインターフェースを提供します。
- 目次
- 索引
- 全文検索
- パンくず検索
- ファセット検索
- ヒストリー(履歴表示)
特長
- PDFのビューアー機能
- Microsoft Help Viewer 形式のパッケージコンテンツのサポート
- 暗号化されたCDSコンテンツのサポート
- ブランディング(色、アプリケーション名、ロゴ、GUIのカスタマイズ等)が可能
マルチメディアコンテンツのサポート
- SVG(SVG アニメーションを含む)
- ビデオフォーマット OGV、WebM
- ラスター画像フォーマット PNG、JPEG、WebP
SCHEMA Reader App
- タブレットにもスマートフォンにも対応するハイブリッドタイプ
- Microsoft Windows、Android、iOS に対応
- SCHEMA Reader の基本機能を継承し、インターフェースをモバイル用に調整